幅広い学びから見つかる、遊園地のような楽しさ
奥田 哲士教授
Tetsuji Okuda
専門領域・
研究テーマについて
専門分野について教えてください。
都市や工場、その周辺の環境を守る設備の設置などに関係したプログラムです。数値計算や機械(装置)、化学工学、設計など、「環境インフラ」プログラムよりも設備に近い学問分野を中心に構成されています。技術や設備、要求される環境に関する基準は工場や地域によって異なり、また時代によっても変化していきます。広く必要とされるこれらの知識をアップデートし続けていくためにも、常に成長できる技術者・研究者として鍛えます。
この分野の面白さは、どんなところですか?
環境という学問の本質は【問題解決】型の学問の集合体といえますが、都市環境テクノロジーはその最たる例。良くいえば「目立たないけど、なくては困る技術・システムを作り上げる分野」、悪くいえば「やるべきことが山積みで、いろんな技術を総合して最適解を見つけないといけない分野」だと思います。よって、重要になるのは総合力です。幅広い内容を学べますので、全部ではないかもしれませんが、遊園地のように楽しいことがいくつも見つかると思っています。
受験生に向けて
受験勉強のコツがあればお教えください。
目標を大学受験ではなく「社会で活躍する自分の像」に、見えているものが文字や数字と思わず、楽譜のようにそれを「書いた人の心」だと思うこと、でしょうか。
70点をめざしたら60点になることもありますが、100点をめざせば70点以下になることはありません。
もし先生が先端理工学部の学生なら、どんなプログラムを組み合わせますか?
「エネルギー」と「生物多様性サイエンス」です。
大柳先生のファン(前者)なのと、多様性はいくら勉強してもよくわからない(先生によって言うことが違い、永遠に楽しめるソーシャルゲームのような)ので。。