ジェット機、小型衛星、昆虫。多様な「飛ぶ」に興味をもって
大津 広敬教授
Hirotaka Otsu
専門領域・
研究テーマについて
専門分野について教えてください。
航空宇宙工学は、航空工学と宇宙工学を組み合わせたものです。日本でも国産ジェット小型旅客機「MRJ」のような新しい航空機の製造・運用が始まることもあり、航空工学は今まで以上に需要が高まることが予想される分野です。一方宇宙工学でも国が主導するロケットや宇宙ステーション、惑星探査のほか、小型ロケットや小型衛星などについても、大学や民間企業による運用・開発が始まっており、こちらも注目を集めています。
この分野の面白さは、どんなところですか?
航空宇宙工学の原点は、「いろいろなものを飛行させる」ということです。これは、数学や物理などを駆使した高度な学問分野ですが、鳥や昆虫のように飛行する生き物もたくさんいることを考えれば、身近な分野ともいえます。みなさんには、「飛ぶ」ということにいろんな観点から興味を持って取り組んでもらえると面白いと思います
受験生に向けて
もし先生が先端理工学部の学生なら、どんなプログラムを組み合わせますか?
「バイオニックデザイン」や「エネルギー」を組み合わせることにより、新しい飛行体や環境に優しい飛行体の設計に役立てたいと思います。